パナソニックの食器洗い乾燥機に新型がついに出たのをご存知ですか?
9月1日に新型が発売されて、店頭でも真新しいキラキラの姿で置かれていますが、今購入を検討されている方は、前のNP-TZ100/NP-TH2とどう違うのかも気になりますよね。
価格も、20,000円ほども違うので、どちらを買うかも悩みどころです。
実は、機能やデザインは同じで、新しくリバーシブルエリアが増えただけなので、1番のおすすめはNP-TH3です!
なぜ、NP-TH3が1番おすすめなのか。
新旧を比較しながら、詳しくレビューしていきます。
店頭で新型を実際に見ましたが、シルバーの新型がかっこよくて、買い替えたくなってしまいました。
パナソニックの据え置き型食洗機でどれを買おうか迷っている方は、この記事を読めば自分にピッタリの食洗機が分かりますよ。
新型NP-TZ200は最強の食洗機
これまで、パナソニックの食洗機と言えば、NP-TZ100がナノイーX機能がついていて、1番充実している食洗機でした。
新たに発売されたNP-TZ200は、そのNP-TZ100の新型です。
2024年現在、中古での販売がメインとなります。
NP-TZ200の機能やデザインは、NP-TZ100を継承
NP−TZ100の時に、新しく搭載されたナノイーXも、引き続き搭載されています。
- ナノイーX
- 高温除菌
- 酵素活性化洗浄
- ECONAVI
- 自動ドアオープン・静電タッチ
- ちょこっとホルダー
- 予約機能
- リバーシブルエリア<NEW>
かなり充実してます。
食洗機の検討をし始めたばかりで、各機能をよく知らないという方に、簡単に各機能をご紹介します。
ナノイーXを含んだ風を送って、庫内の臭いを抑制したり、除菌してくれます。
また、庫内保管の際も清潔に保ってくれます。
ナノイーXが便利なのは、まとめ洗いができることです。
忙しい朝使った食器類をただ食洗機に入れてナノイーX送風だけしておき、晩ご飯で使った食器を追加して洗う。
食事2回分の洗い物を夜1回で済ますので、かなり節水になります。
時間の経過した洗い物でも、ちゃんと落ちるのが食洗機のいいところです。
朝はバタバタしてるので、食器を入れるだけで精いっぱいという方でも安心ですね。
60-80℃ほどの高温の洗浄水を、運転の最後に噴射します。
牛や豚の脂が溶ける温度は、40-50℃だそうです。
こすってもなかなか落ちない油汚れを、80℃近い高温の洗浄水で落とすことで、油汚れもきれいにできるんですね。
高温除菌をすることで、乾燥効果も高めてくれるそうです。
お湯を使っても手洗いだとなかなか落ちにくい油汚れも、食洗機なら高温除菌できれいになりそう!
洗剤の酵素を活性化させて食器に噴射することで、洗浄力を高めてくれます。
酵素の力は洗浄力が高いということは、オキシクリーンでよく知られてますので、酵素活性化洗浄があると汚れ落ちがすごいんだろうなと思いますね。
給水温度と室温をチェックして、適した洗浄温度やヒーターでの乾燥時間を自動で調整してくれます。
ECONAVI(エコナビ)を使う事で、消費電力が約5%、時間も約4分短縮できます。
手洗いだと電力を使っていなかったので、食洗機を使うからにはできるだけ節電したいですよね。
また、食器が少ない時も、自動で節電してくれるので、ちょっとだけでも使いたいという時に便利です。
食器が少なくても通常の食器の量と変わらない電力を使うと思ってたから安心した!
センサー部分を軽くタッチすれば、自動で開きます。
操作パネルは、静電タッチで反応するので、ボタンがありません。
ボタンの凸凹がないので、お手入れがしやすく、電源が入ってない時はおしゃれな佇まいです。
食洗機が大きいので、フルフラットデザインでおしゃれだと、キッチンに置いてもスッキリ見えると思います。
お弁当箱などの軽いものを押さえたり、カゴのようにしてシリコンカップを入れたり、飛んでしまうのを防止します。
子供の小さなお弁当箱や、中にシリコンカップは強力な噴射水の勢いで飛んでしまうので、ちょこっとホルダーがあると便利です。
スイッチを入れた4時間後に、自動で運転を開始してくれます。
我が家は、食洗機の目の前がリビングダイニングです。
食洗機を運転していると、音がうるさくてテレビの音が聞こえないため、予約運転にしてます。
そうすることで、寝てから運転が始まって音も気になりませんし、スイッチの入れ忘れ防止にもなります。
あとでスイッチ入れようと思ってて忘れちゃうから便利!
ここまでは、NP-TZ100と全く同じです。
NP-TZ200の新しい『リバーシブルエリア』ってどんなものでしょうか?
NP-TZ100とNP-TZ200の違いは大型のものを収納できるリバーシブルエリア
NP-TZ100までは、大型のお皿や鍋を入れるには、限度がありました。
収納できる点数が変わらなくても、収納できるものの種類が増したのが、NP-TZ200の最大の魅力です。
食器の形状に応じて、上段右かごがフラットにでき、34㎝の長皿5枚も収納できる。
通常だと、上段右かごはグラスを収納する場所です。
上段右カゴを裏返すと、左側と続きのフルフラットになって、深鍋を置けたり、付属のプレートをつければ長皿も置けるそうです。
これまで、焼き魚で使う長皿などの食器や、大きめのフライパンなどは、どうしても収納が難しくて、手洗いになっていました。
今回、リバーシブルエリアができたことで、食洗機で洗えるようになり、手洗いしなければならないものが減ったのでは、とっても助かりますね。
NP-TH3とNP-TAE7も充実した機能
ここまで新しいNP-TZ200とNP-TZ100の違いについて、見てきました。
店頭に置かれている新型は、NP-TZ200だけではないので、NP-TH3とNP-TAE7についてもご紹介します。
店頭で3つ並んでても、違いがよく分からなかった・・・
そんな方のために、大きな違いをご紹介していきます。
NP-TH3とNP-TZ200の違いは3つあります
NP-TZ200が最上位機種なら、NP-TH3はスタンダードタイプです。
ホワイト・シルキーゴールドの、2色展開されています。
NP-TH3には、もちろん今回から新しく搭載された『リバーシブルエリア』もちゃんとあります。
- ナノイーX機能がない
- 汚れレベルに合わせた洗浄設定が違う
- 自動ドアオープン・静電タッチ機能がない
1つ1つみていきましょう。
①ナノイーX送風がない
ナノイーX送風は、NP-TZ200/NP-TZ100にしかついていない機能なんです。
そのため、NP-TZシリーズ以外は、ナノイーX機能がついてません。
高温除菌機能はついているので、清潔機能が足りてないわけではありません。
②汚れレベルに合わせた洗浄設定が違う
食洗機を使ったことがないと、何のことやらわからないですよね。
パナソニック食洗機は、汚れのレベルを5段階に分けて考えられています。
- 食後数時間後や油汚れが多い食器、調理器具を洗うとき
- 念入りに洗いたいとき
- 食後すぐに洗うとき
- 食器や汚れが少ないとき
- つけ置き洗いや水洗い後に
この汚れレベル5段階に対しての、設定がちょっと違います。
機種 | NP-TZ200 | NP-TH3 |
---|---|---|
油汚れが多い | 汚れレベル5 | 汚れレベル3 |
念入りに洗う | 汚れレベル4 | ー |
食後すぐ洗う | 汚れレベル3 | 汚れレベル2 |
食器や汚れが少ない | 汚れレベル2 | 汚れレベル1 |
つけ置き・水洗い後 | 汚れレベル1 | スピーディ |
NP-TH3は、汚れレベルの段階が3段階しかありませんが、『スピーディ』モードがあります。
洗い・すすぎ・高温除菌合わせて約29分で運転するモードです。
③自動ドアオープン・静電タッチがない
ドアの開け方の違いも大きな違いと言えます。
NP-TZ200は、タッチするとセンサーがピピッと反応して、自動で開きます。
それに対し、NP-TH3はボタンを押して、自分で開きます。
そのため、表面のデザインも、NP-TZ200はボタンが無いのでフラットですが、NP-TH3はドアを開けるボタンや設定ボタンなどの凹凸があります。
このように、NP-TH3は3つのポイントがNP-TZ200からすると機能が少ないのですが、使う分には十分と言える機能はそろっています。
NP-TAE7はNP-TZ200/NP-TH3とどう違うのか
NP-TAE7は、エディオンオリジナルモデルの商品です。(2024年現在販売なし)
こちらは、ホワイト1色のみです。
NP-TAE7は、NP-TH3の機能を継承しています。
NP-TH3との違いは、『ECONAVI(エコナビ)』がついてないことです。
NP-TZ200/NP-TH3/NP-TAE7の機能の違いまとめ
NP-TZ200、NP-TH3、NP-TAE7の3機種が出そろったところで、機能の違いを並べて比較してみます。
機能 | NP-TZ200 | NP-TH3 | NP-TAE7 |
---|---|---|---|
ナノイーX | ○ | ー | ー |
高温除菌 | ○ | ○ | ○ |
酵素活性化洗浄 | ○ | ○ | ○ |
低温ソフト | ○ | ○ | ○ |
ECONAVI | ○ | ○ | ー |
自動ドアオープン | ○ | ー | ー |
リバーシブルエリア | ○ | ○ | ○ |
ちょこっとホルダー | ○ | ○ | ○ |
予約機能 | ○ | ○ | ○ |
※低温ソフト・・・耐熱温度60度以上のプラスティック製品も洗えるモード
こうやって見ると、どの機種も最低限の機能が充実していて、値段の差が1万円ほどならNP-TZ200でいいような気がしてきます。
ところが、実際の使い勝手を考えると、そうとも限らないのです。
それでは、新型の中から選ぶ時の判断ポイントが4つあるので、ご紹介します。
機種を選ぶ時の4つの判断ポイント
「1万円しか差がないなら、NP-TZ200に決めた!」と、すぐに決めてしまうのは、ちょっと早いかもしれません。
実際に使ってみたことがないと、機能が1番充実しているのが1番いいと思ってしまいますよね。
私も購入を検討していたときそうでしたから、分かります。
そこで、実際にパナソニックの食洗機を使っている視点で、備わっている機能が本当に必要な機能かどうかをレビューしてみたいと思います。
- ナノイーXは必要か
- エコナビは必要か
- スピーディモードは必要か
- 自動ドアオープン・静電タッチは必要か
判断ポイント①|ナノイーXは必要なのか
NP-TZ200にしかついていない『ナノイーX』は、果たして必要な機能なのか。
結論から言うと、『なくても困らない』です。
我が家のNP-TY11は、ナノイーX機能がついてませんが、問題なく使えています。
基本的に、多少汚れを落としてから、食洗機に入れなければならないので、臭いが残るほど汚れた食器を入れることがありません。
カレーを食べたお皿も、水で流してから入れるので、臭いが気になったことはありませんでした。
また、最後に高温除菌をしますし、乾燥もさせるので、そこまで気にする必要はないのかなと、個人的に思ってます。
判断ポイント②|ECONAVI(エコナビ)は必要だと思う
食洗機は、水道代の節約、時短のため、というママなりの対策もあって購入する場合があります。
そうすると、エコナビ機能でより節電・節水・時短にしないと意味がないというのが、私の考えです。
スイッチを入れるだけで、エコナビランプがついて、食器の数や温度などをチェックして、エコ運転してくれます。
個人的な考えですが、食洗機を使うなら、エコナビ機能は必須です。
やっぱり導入費用が高いから、ランニングコストはなるべく抑えたいよね
判断ポイント③|意外に使う『スピーディ』機能
NP-TZ200の弱点は、運転時間が全体的に長い事です。
それは、ナノイーX送風の時間が、プラスされるから。
そして、NP-TZ200にはスピーディモードがありません。
乾燥ありで最短だと汚れレベル1で62分かかります。
それに対して、NP-TH3/NP-TAE7にある『スピーディ』モードは、運転時間が合計約29分で済みます。
我が家では、夕飯前に溜めてた食器をスピーディモードを使って洗うことがあります。
幼稚園から持って帰ってきたお弁当箱や昼食の食器が意外に溜まっている時です。
夕飯後には新たに食器が増えるので、急いでスピーディモードで洗ってしまうことができます。
乾燥は、吸水マットに食器を置いてすればいいので、次の食器を入れることが可能です。
バタバタしてて、急いで食洗機で洗ってしまいたいときってあるよね・・・
判断ポイント④|自動ドアオープン・静電タッチは反応しないときに困る
自分が食洗機を買う時も、今回新しい機種が出たので見に行った時も、静電タッチでピピッと開く自動ドアオープンを試したみました。
私は、何回かやらないとドアが開きませんでした。
タッチセンサーが反応せず、開かないときは、ドアの両側にあるボタンを押しながら開けられる仕様になってます。
バタバタして急いでいる時に、タッチセンサーが反応しないと、私の場合はちょっとイラッとしてしまうかなと思いました。
きっと、慣れたらすぐに開けられるようになると思うのですが、ボタンで普通に開けられた方がいいなと感じました。
もし購入を検討しているのであれば、一度店頭の商品を実際に触ってみることをおすすめします。
以上の4点が、機種を選ぶ時の私の判断ポイントです。
もし新型NP-TZ200/NP-TH3/NP-TAE7から私が選ぶとしたら、この4つの判断ポイントを総合して考えると、NP-TH3となります。
- ナノイーXはなくてもいい
- エコナビがある
- スピーディモードがある
- ボタンでドアが開けられる
この時点で考えるべきは、価格です。
そろそろ価格についても、比較して考えてみましょう。
NP-TZ200の価格は約10万円
機能はだいたいわかってきたところで、それぞれの価格はどれくらいでしょうか。
発売されたばかり、しかも10月1日から増税もあり、価格はかなり高いと言えます。
2019年10月2日時点のAmazonでの価格で比較してみます。
機種名 | 販売価格 |
---|---|
NP-TZ200-W | 95,650円 |
NP-TH3-W | 85,169円 |
NP-TAE7-W | 82,280円 |
それぞれ約1万円の差しかありません。
機能が充実してる方がいい!という方は、迷わず最上位機種のNP-TZ200でいいと思います。
こんなに高いんだね・・・
それでも、食洗機の導入には、本体の費用だけでなく、分岐水栓代、設置台費用、人によっては設置工事費用までかさんできますので、できるだけ本体価格は抑えたいですよね。
それなら、旧型が断然おすすめです。
最終的におすすめなのはNP-TH3!
新型出てウキウキしていた気分も、値段をみてガックリきてしまったなんてことはありませんか?
それでは、旧型の価格もみてみましょう。
NP-TZ200-W 95,650円(2024円現在 中古価格4万円台〜6万円台) → NP-TZ100-W 74,300円
NP-TH3-W 85,169円(2024年現在 中古価格4万円台〜7万円台) → NP-TH2-W 65,146円
ちなみに、シャンパンゴールドならもっと安いです。
新型と旧型の価格差はだいたい2万円
この2万円を、分岐水栓代と設置台費用にあてたら、多少コストダウンですよね。
そうなると、機能面から新型NP-TH3を検討したとしても、価格面から考えて、NP-TH2を最終的に選ぶ。
ということで、おすすめはNP-TH2です。 →おすすめはNP-TH3!
リバーシブルエリアが必要ない理由
新型の『リバーシブルエリア』は、個人的になくてもいいかなと判断してます。
我が家は、長女が魚アレルギーがあるため、長皿を使う事ってほとんどありません。
大型の長皿を使うのは、お客様が来た時にピンチョスを乗せたり、たまにお刺身を盛り付ける時くらいです。
どちらかというと、通常仕様でグラスを入れる方が多いです。
それぞれの家庭で使うお皿の傾向が違うので、ご自宅のお皿を想像しながら考えるといいですね。
使う調理器具も考えてみる
また、26㎝のフライパンも入るということですが、我が家のフライパンは28㎝。
よく使う小型のフライパンや片手鍋は食洗機に入れて洗えているので、あまり不便を感じていません。
【追記】結局、食洗機に入るフライパンを使うようになりました!
みなさんの食器や調理器具はどんなものを使っていますか?
ご家庭によって使っている調理器具やお皿は違うと思います。
よく使う食器を改めて整理して、リバーシブルエリアの必要性を考えてみると、どの機種がいいのか自ずと見えてくるかもしれません。
まとめ|機能が1番充実していても1番いいとは限らない
新しく出たNP-TZ200/NP-TH3/NP-TAE7は、これまでの収納力に加えて、収納の柔軟性も上げられた、素敵な食洗機です。
その一方で、お値段もその分高く設定されています。
そんな中で、どの機種がおすすめなのか、おさらいしてみます。
新機能『リバーシブルエリア』で長皿や鍋を入れられるようになった。
おすすめは、新型が旧型より安い今(2020年)なら、NP-TZ200とNP-TH3のどちらかになります。
そして、私個人としてはNP-TH3がおすすめです。
- ナノイーXはなくてもいい
- エコナビがある
- スピーディモードがある
- ボタンでドアが開けられる⇦これが私としては大事!
このような4つの理由から、NP-TH3がおすすめとなりました。
逆をいえば、ナノイーXや自動ドアオープンに魅力を感じるなら、NP-TZ200が最上位機種なのでおすすめとなります。
私自身、食洗機を買おうと検討した時は、実際に使ったことがないから機能や価格などを店員さんに説明されても、ちんぷんかんぷんでした。
この記事を読んだことで、自分にピッタリの食洗機を購入して、1日でも早く皿洗いから解放されますように。
食洗機の購入と同時に悩みのタネは設置だと思います。
我が家もかなり調べて、食洗機台を買って設置したので、記事にまとめてます。
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